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スーパーのコロナ対策、万全ですか?必要な理由や具体的対策をご紹介

スーパーのコロナ対策、万全ですか?必要な理由や具体的対策をご紹介

長引く新型コロナウイルス感染症の流行で、スーパーマーケットもコロナ対策を行っているところがほとんどです。しかし、長期にわたるコロナ禍で疲れてしまったり、緊急事態宣言が解除されたりしたことなどで対策が形骸化してはいないでしょうか。この機会にまだ新型コロナウイルス感染症への対策がいま一度必要な理由を再確認し、具体例を見ながら全体的な対策を見直していきましょう。

そもそもコロナ対策はまだ必要?

新型コロナウイルス感染症は第7波を迎え、まだまだ新たな感染者は増えている状態です。また、各地でさまざまな変異株が見つかり、ワクチンを打てば確実に感染しないとは言い切れません。さらには、新型コロナウイルス感染症以外の感染症(サル痘など)も感染者が出てきている状況で、新型コロナウイルス感染症だけに限らず、感染症対策はまだまだ必要と言えるでしょう。

そこでいま改めて見直したいのが、新型コロナウイルス感染症の具体的な対策です。次章ではコロナ対策の具体例を詳しく紹介します。ぜひ、コロナ対策を改めて見直す際の参考にしてください

コロナ対策の具体例

コロナ対策の具体例として、9つのポイントを詳しくご紹介します。

消毒液の設置

新型コロナウイルス感染症がスーパーを通じて広まる、あるいはスーパー内で感染するのを防ぐためには、まず手についたウイルスを死滅させる必要があります。これは、スーパー内で商品を手に取って確認することが多いためです。ウイルスを死滅させる、または無毒化させることを消毒と言い、新型コロナウイルスに対して消毒効果があると厚生労働省が提示している液は以下の通りです。

  • アルコール消毒液
  • 次亜塩素酸ナトリウム水溶液(塩素系漂白剤)
  • 洗剤(手指用以外の界面活性剤)
  • 次亜塩素酸水(一定の条件を満たすもの)
  • 亜塩素酸水

このうち、手指への消毒液として厚生労働省が推奨しているのはアルコール消毒液です。次亜塩素酸ナトリウム水溶液については手指への使用が認められていません。洗剤や次亜塩素酸水、亜塩素酸水については未評価なため、手指を荒らす可能性もあることを考慮し、原則としてアルコール消毒液を設置するのが妥当と言えるでしょう。
参考:厚生労働省「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について

既にアルコール消毒液を設置しているスーパーマーケットは多いでしょうが、この機会に設置場所や設置数、設置方法の確認をしてみてはいかがでしょうか。

体温測定

入店前に体温測定をしてもらうことで、新型コロナウイルス感染症はもちろん、風邪やその他の感染症にかかっている可能性がある人も、ウイルスなどの病原体を持ち込まないために入店を控えてもらうことができます。一般的に37.5度は平熱よりも高い体温であり、新型コロナウイルス感染症はもちろん、風邪やその他の感染症にかかって熱が出ている可能性も否めません。

体温測定の方法としては、非接触形式の装置を使い、手首や額で測るのが一般的です。店員が手に持って測定するタイプの装置もありますが、スーパーマーケットではかざしてもらうだけで体温測定ができる設置型のものが多く見られます。入店時に接客する飲食店などとは異なるため、スーパーマーケットとしては設置型の方が使いやすいでしょう。

入場制限

新型コロナウイルスのみならず、感染症を防ぐためには人と人とが接触しすぎないよう、間隔を保って買い物ができるように、店内に入店できる人数を制限するのも一つの方法です。ソーシャルディスタンスという用語も生まれましたが、新型コロナウイルスの感染者がいても周囲に感染させないためには、約2mの距離を保つ必要があるとされています。

これを目安として、店内にいられる人数を計算し、入場制限をかけるのも手法の一つです。店舗によっては、混雑度を独自に算出して入場制限の基準とし、スマホアプリなどで通知するシステムを導入しているところもあります。このように混雑度を手軽に知ることができれば、顧客自身も入場制限がありそうなときは来訪を避けるなどの対策がとりやすいでしょう。

また、入場制限に関連して人が一度に集まりやすいタイムセール、1日限定特売などのイベントは避けるのがおすすめです。どうしても特売などが必要な場合は時間を決めない、期間を長めに設定するなどして、人が密集する状況を避けるとよいでしょう。

こまめな換気

店内の換気をこまめに行い、新型コロナウイルスを含む病原性微生物を室内にとどまらせないことも重要です。室内温度が大きく変化しないようなタイミングと長さで、定期的に換気を行いましょう。なお、スーパーなどの生鮮食料品を取り扱う場所で消毒や除菌効果をうたう製品を空間噴霧してしまうと、眼や皮膚にくっついたり、吸い込んだり飲食物にかかって食べてしまったりするリスクがあります。食用でない薬品を飲み込んだり吸い込んだりすると、健康に影響を及ぼす可能性があるため避けておきましょう。

お惣菜、パンなどの個包装

お惣菜やパンが空気に直接触れられる状態だと、空気中を漂うウイルスが付着する可能性が考えられます。そこで、お惣菜やパンを販売する場合は一つひとつ個包装して販売するのがおすすめです。これまで計量販売などしていたところでも、できるだけ個包装して販売するのが理想でしょう。

レジ前などのソーシャルディスタンス

レジ前に人が並ぶときは、2mのソーシャルディスタンスを保てるよう目印をつけておくとよいでしょう。床に貼り付けるタイプの目印なら、並ぶときに足下を確認するため伝わりやすいです。エレベーターに入れる人数を制限し、ソーシャルディスタンスを保てるようにしているところもあります。この場合も床に印をつけておくことで、わかりやすくしているのです。

レジに透明なパーテーションをつける

透明なパーテーションを設けることで、表情や仕草によるコミュニケーションは行えるが、ウイルスによる飛沫感染を防げるというものです。レジでは特に会話によるやりとりが多いため、パーテーションで顧客との間を仕切ることが重要です。パーテーションはプラスチックなどの固い素材で作られているものもあれば、柔らかいシートもありますが、いずれも飛沫感染を防ぐために設けられています。

おつりの手渡しを避ける

おつりを手渡しすることで、手から手へウイルスが移動する可能性があります。そのため、おつりは手と手で直接渡すのではなく、専用のトレーに入れて渡すとよいでしょう。レシートも同様に、おつりと一緒に専用のトレーに入れて渡すと直接の接触を避けられます。

また、この機会にできる限り非接触決済システムの利用を促したり、今まで非接触決済システムを導入していなかったところは導入したりすると、より接触を避けられるため理想的でしょう。

使用済みカートの消毒をする

使用済みショッピングカートと消毒済みのショッピングカートを分け、新しく入店する顧客には清掃済みのショッピングカートを使ってもらうようにすることで、ウイルスが手からカートへ、カートから手へと移るのを防ぐというものです。使用済みショッピングカートは定期的に消毒し、消毒済みショッピングカートの数が足りなくならないよう注意しましょう。

まとめ

使用済みショッピングカートと消毒済みのショッピングカートを分け、新しく入店する顧客には清掃済みのショッピングカートを使ってもらうようにすることで、ウイルスが手からカートへ、カートから手へと移るのを防ぐというものです。使用済みショッピングカートは定期的に消毒し、消毒済みショッピングカートの数が足りなくならないよう注意しましょう。