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左回りの法則とは?人間の特性を利用した効果的なマーケティング

左回りの法則とは?人間の特性を利用した効果的なマーケティング

皆さんは、左回りに陸上トラックを走るのと右回りに陸上トラックを走る場合、どちらが良い記録が出せそうだと感じますか?もし貴方が左回りと答えたのなら、貴方は知らず知らずのうちに「左回りの法則」の体現者になっているのかもしれません。

この記事では、人間の興味深い特性を捉えた法則、「左回りの法則」について解説します。

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左回りの法則とは

左回りの法則(人間左回りの法則)とは、左回り理論ともよばれ、人間の行動パターンを表す法則です。この法則によれば、人間は自然と左回り、時計回りに行動してしまうとされています。例えば、道が左右に分かれている場合は、人は無意識に左を選びやすい傾向があるとされているのも、左回りの法則を裏付けていると言われています。

この傾向がとある大人気漫画のキャラクターに言及されたことがあるため、左回りの法則はそのキャラクターの名前を取って「クラピカ理論」と呼ばれることもあります。

人間はなぜ左方向を好む?

人がなぜ左方向を好むのかについては諸説あり、例えば岡山理科大学の山口隆久教授によれば、「利き足が右だから」という説が挙げられています。手と同様に足にも「利き足」があり、多くの人の利き手が右であるのと同じように、利き足も右が圧倒的に多いです。そのため、身体の向きを変えるときには左脚を「軸足」とし、右足で地面を蹴って進む方が進みやすいため、身体は左に回転しやすい、というのが「利き足説」です。

他にも、「心臓が左にあるから」「右にある肝臓が重いため、バランスを取ろうとして重心が左側に移るから」など、人間が左回りを好む理由には諸説ありますが、これらには科学的根拠がないとされています。山口教授が結論づけているのは、「右利きの人は左手でカゴを持ち、右手で商品をとることが多いため、左回りの配置の方が商品を取りやすく、一般的に好まれやすい」というものです。

心理学で見る左回りの法則

心理学的な視点から見ても、左回りが自然に感じる、安心感を覚えるとされています。その理由も人間には「右利き」が多いことです。つまり、右手や右足を自由に使いたいため、通路を通るとき壁が右側よりも左側に来ていた方が身体の自由がきくので安心できる、というわけです。

また、左回りの法則に従って多くのものが左回りで設計されているため、左回りのものに対して安心感を抱きやすいという心理もあります。逆に違和感を与えたい設計には右回りを使うとよく、お化け屋敷はその典型的な例です。

左回りの法則とスポーツ

陸上競技のトラック

陸上トラックは左回りであり、左回りの法則が当てはまります。相関性に明確な証明はありませんが、右足が利き足の選手は左回りの方が良いタイムを出しやすい傾向があるようです。軸足を左、器用な右足でキックすると速くなると考えられています。それがゆえに、国際陸上競技連盟が1912年にトラックを左回りにしたという説があります。それまでの近代オリンピック第1回〜3回までは、右回りのトラックで陸上競技を行っていました。

野球のベース

野球のベースはホームベースから1塁、2塁、3塁と左回りに置かれています。そのため、ランナーは左回りに走る「左回りの法則」の一例です。明確な証明があるわけではありませんが、左回りの方が走りやすいから、左回りの方が自然だからという理由で設計された可能性があります。

スケートリンク

リンクを周回するスピードスケートでは、スケートリンクは左回りに走るように設置されています。なお、フィギュアスケートでもその場で回転を行いますが、右利きなら左回りに回る方が感覚的に回転しやすいため、左回りが「正回転」とされ、多くの選手が左回りを採用しています。

競輪のフィールド

競輪のフィールドも、選手が左回りに走るよう設計されています。これも陸上競技のトラックと同じように、左に傾きながら左脚で踏み込んで走る方が良い結果が出しやすいため、と考えられています。

古代ローマでは戦車競走が行われていましたが、これも左回りで行われており、左手で防御しながら右手でコースの外側を走る相手に攻撃していたとされています。左回りになったのはこの名残だとする説もあり、やはり右利きが多く右手の方が攻撃しやすかったからと考えられるでしょう。

競馬競技場

トラック系の左回りの法則が当てはまらないほぼ唯一の例外として、競馬場があります。他の競技は人間が自ら走るものですが、競馬では実際に走るのが馬なので、人間と同じように走りやすさは考慮されなかったものと考えられます。

特に、現代競馬に大きな影響を与えたとされる根岸競馬場は江戸幕府によって建設されましたが、このとき幕府の財政が逼迫しており、土地の形に沿った設計を行った結果、右回りになったそうです。他の競馬場もこれに倣って右回りを採用したという説が一般的です。

ただし、最近では左回りの競馬場もできています。これは、馬によって右回りが得意な馬も、左回りが得意な馬もいるためです。実際に、左回り特化の馬も登場しています。また、競馬では右回り・左回りもレース結果に大きく影響することから、予想しにくくするためにあえてどちらのコースも用意している、という説もあります。

左回りの法則とマーケティング

左回りの法則は、マーケティング的な観点でも利用されています。例えば、左回りの法則を利用して顧客導線を設計し、売上や顧客体験を向上させようとする場合があります。以下で、それぞれ具体例をご紹介します。

コンビニでの左回りの法則

コンビニでは人間が左回りを好む性質を使用して、ドリンクやお弁当などの利益率の高い商品を配置していることが多いとされています。つまり、入店した消費者が左回りに店内を移動することを予測したうえで、その導線上にドリンクやお弁当、雑誌などが配置されるのです。

スーパーマーケットでの左回りの法則

スーパーでは、購買頻度の高い卵や牛乳を店の右奥に配置することで、売上アップを狙っている場合もあります。これはつまり、消費者を店の右奥に誘導したのち、左回りの法則で店内を一周してもらい、そのほかの様々な商品を手に取ってもらおうという戦略です。この場合、総菜などの利益率の高い商品がその動線上に置かれることになるでしょう。

スーパーマーケットでのレイアウトは、以下の記事でも詳しく紹介しています。

【関連記事】
スーパーマーケットの売場レイアウトには理由がある!品物別の法則をご紹介

左回りの法則に加えて「きゃらくるカート」で売上アップを図ろう

左回りの法則が成り立つ理由ははっきりとは明らかになっていませんが、人間の多くが右利きであることが関係しているという説が有力です。

実際に、多くのトラック競技では左回りが採用されており、これは左回りの方が良い結果が出せる傾向にあるからとされています。

コンビニでも採用されている「左回りの法則」ですが、スーパーマーケットでも同じように左回りの法則を採用した売り場レイアウトをしていることが多いです。

左回りの法則を利用すれば、売上アップを狙えるかもしれません。機会があれば、ぜひ試してみましょう。

また、売り場レイアウトに関係するマーケティング施策例として、キャラクターショッピングカートの導入が挙げられます。

顧客、特に子育て世代の顧客が買い物しやすい環境を整えることで、売り場レイアウトの効果とともに衝動買い、ついで買いなどを促す施策として最適です。

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